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2025/06/16 11:07

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レッドブル角田裕毅、最後尾から12位追い上げも「できることはほとんどなかった」ライバルへの裁定次第では繰り上がり入賞も？

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レッドブルの角田裕毅はカナダGP決勝を12位フィニッシュ。最後尾から1ストップ戦略で追い上げたものの「できることはほとんどなかった」と振り返った。

本文
　F1カナダGPの決勝でレッドブルの角田裕毅は、1ストップ戦略で18番手から12位でフィニッシュしたが、「できることはほとんどなかった」という。

　角田は土曜日のフリー走行3回目で赤旗中の手順違反があったとして10グリッド降格。予選11番手となったことで、グリッド最後尾から決勝レースをスタートすることが確定した。

　2台がピットレーンスタートを選んだことで18番手から決勝をスタートした角田は、オープニングラップで17番手に浮上。1ストップ戦略を選び、第1スティントはハードタイヤで56周目まで引っ張った。

　角田は第2スティントでフレッシュなミディアムタイヤを活かし、レーシングブルズのアイザック・ハジャーやアルピーヌのフランコ・コラピントをコース上で交わした。ただ、レースはマクラーレン勢の同士討ちによりセーフティカーフィニッシュとなり、角田はこれ以上の追い上げはできず、12位でチェッカーを受けた。

　角田はトップ10入りこそ逃したものの、厳しい戦いを強いられた直近3戦と比べてクリーンなレースになったと振り返った。

「ペースは最高というわけではなく、まずまずといった感じでした。ここ数戦に比べて少しノーマルでした。それは良かったです」

　角田はレース後、そう語った。

「ハードタイヤを履いて18番手からのスタート。特に周りのマシンもハードタイヤを履いていたので、セーフティカー出動を待つ以外にできることはほとんどありませんでした。それだけです」

　また角田は次のように続けた。

「少なくともクリーンなレースでした。昨日はとっ散らかった1日でした。10グリッド降格はナンセンスでしたし、FP3では走行時間をかなり失いました」

「とはいえアップデートに関して理解を進めることはできましたし、新しいフロアは良かったです」

　なおセーフティカー中の手順違反などに関して上位でフィニッシュした複数台がレース後の審議対象となっており、角田は赤旗中の手順違反による裁定を引き合いに出し、ペナルティは妥当だとの考えを示し、「それなら僕らは5位に上がると思う」とチーム無線で語った。裁定次第では角田の順位が繰り上がる可能性がある。
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